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岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

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スタッフコラム

空宙博スタッフインタビュー

さよなら銀ちゃん ~私とC-1~

飛鳥企画展のための取材時に撮影した銀ちゃん
C-1との出会い

銀ちゃん(C-1 001号機)が解体されます。機体を残そうといろいろ努力をしましたが、残念です。

私とC-1との出会いは、高校生時代にさかのぼります。

グラウンドで体育の授業中、上空(高度低め)を6機のC-1がトレイル隊形(縦一列に並ぶ)で飛行しているのを見て、「きらきら光って(当時は迷彩していなかった)、迫力があってかっこいい!」と思いました。

これが航空自衛隊の整備員を目指した動機になりました。(周囲からは「輸送機にあこがれて入隊って珍しい」と言われました。)

入隊後、残念ながらC-1の部隊には配属されませんでしたが、訓練や出張での移動で何度もC-1に搭乗することができました。

整備技術隊長時代の私と銀ちゃん
飛行開発実験団に着任

当初、品質管理班長として配置され、銀ちゃん含む保有航空機の不具合対策等の仕事をしていましたが、1年半が過ぎたころC-1の整備を担当している整備技術隊の隊長に配置されました。それからは毎日銀ちゃんと一緒にいることができ、楽しい日々でした。

飛実団から転出するちょっと前に、前任地の静浜基地へのC-1の要務飛行が行われたので、隊長としてのラストフライトということで同乗させていただきました。

銀ちゃんのフライトに搭乗したのはこの日が最初で最後であったため、とても嬉しかった記憶があります。

静浜基地へ飛行中の銀ちゃんの操縦室にて
さよなら銀ちゃん

私はどうしても銀ちゃんを博物館に遺したかったので、空宙博・各務原市・岐阜県・川崎重工さん・岐阜基地さんとでいろいろ検討を行ってきましたが、夢は叶うことなく、とても残念です。(航空ファンの中にも同じ思いの人がたくさんいるはず…)

今年度中には機体はなくなってしまいますが、銀ちゃんは、いつまでも私の心の中にいます。

記 のぶ