
飛鳥、認定おめでとう!!
2025年10月25日、当館の目玉展示機の一つであり、博物館が誕生したきっかけでもある低騒音STOL実験機「飛鳥」の重要航空遺産認定証授与式が、「飛鳥」展示前で盛大に行われました。
初飛行から40年を迎えるこの機会に重要航空遺産に認定いただき、そして認定証授与式を行えたこと、大変嬉しく、光栄に思います。
空宙博4件目の重要航空遺産
重要航空遺産とは、日本航空協会が定める航空機に関する遺産認定制度で、歴史的に価値が高い航空機を認定し、航空の歴史を伝える遺産を次世代に残すものです。国内で14件が認定されており、そのうち4機の航空機が空宙博に展示されています。
その4機とは、UF-XS実験飛行艇、X1G1B高揚力研究機、三式戦闘機「飛燕」、そして今回認定された低騒音STOL実験機「飛鳥」です(記載は認定順)。皆さん、ご存じでしたか?


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待ちに待った「重要航空遺産認定証」授与式!
「飛鳥」は日本航空協会の航空遺産専門委員会の審議を経て、重要航空遺産に認定されました。発表は6月30日でしたが、初飛行から40年にあたる10月28日に合わせて、10月25日に当館で開催されました。
「飛鳥」の認定理由は、低騒音STOL技術にチャレンジする中で、コンピュータによる飛行安定装置(SCAS)などの新技術を実現し、日本の航空機開発の歴史に大きな足跡を残したこと、現存する実験機としての姿が現在も大切に保存されている稀少性が評価されたことなどです。
「重要航空遺産認定証」授与式は、植木義晴・日本航空協会会長、「飛鳥」の所有者であり開発者でもある国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から伊藤健・航空部門長代理をお迎えして行われました。
式典では、植木会長から認定証を伊藤様に、また認定プレートを設置者である浅野健司・各務原市長に授与いただきました。そして最後に、出席した岐阜県と博物館の代表者も交えて「飛鳥」と写真撮影。「飛鳥」も、とっても嬉しそうに見えました。


認定式にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして飛鳥、本当におめでとう。