
6回の講座を通して空を飛ぶ乗り物について学ぶ第3回ジュニア航空博士認定講座。待ちに待った第1回の講座が、10月26日に行われました。
初回となる今回は空宙博職員が講師を務め、いろいろな空を飛ぶもの、特に自然が作り出した空を飛ぶものである「飛ぶ種子の秘密」について学びました。
空を飛ぶものにはどんなものがある?
前半は、みんなで空を飛ぶいろいろなものについて考えました。
空を飛ぶものにはいろいろなものがあります。空宙博にも展示されているような飛行機やヘリコプター、ロケットはもちろんですが、実は自然界にもたくさんの空を飛ぶものがあることを学びました。植物の種子や昆虫、鳥など様々なものがありますね。なかなか思いつかない子もいましたが、頭を柔らかくして意見を出してくれる子もいました!
さらに、植物の種子の実物を見て、その秘密や工夫について観察をしました。実物の種子を観察して触れることはとても貴重な経験になったのではないかと思います。


植物の種子を作って、飛ばして実験してみよう!
講座の後半では、前に観察した植物の種子(アルソミトラ、ニワウルシ、マツ、カエデ、フタバガキ)の模型を製作して飛ばす実験を行いました。
重りを付けるだけの簡単なものから、ハサミを使って形を切り抜く難しいものまで、5種類の種を作ってもらいました。ちょっと難しかったかな??
そして、いよいよ飛行実験です、グライダーのようにスーッと滑空していくアルソミトラの種子や、ヘリコプターのようにクルクルと回るフタバガキの種子が実際に飛行すると、子供たちからは歓声が上がっていました。自然の力ってすごいですよね。そして、自分が作ったものが実際に飛行するのは面白いですよね。しっかりと飛び方や特徴を実験して観察することができました。


講座の最後では、これらの自然のものが実際に航空機に使われている例をならいましたね。
次回の講座からは人間が生み出した空を飛ぶものについて学んでいきます。
次回は、気球について実験を通して学びます!